オリジナル香水を小ロットでつくるには?香水OEMの流れ・期間・注意点
「自社ブランドの香水をつくりたい」「お店のオリジナルの香りを商品にしたい」。そう考えたとき、最初に気になるのが「何本からつくれるのか」「どのくらい時間がかかるのか」ではないでしょうか。この記事では、オリジナル香水を小ロットでつくる方法と、香水OEMの基本的な流れをご紹介します。
香水OEMとは
香水OEMとは、香水の企画や製造を専門の会社に依頼し、自社ブランドの商品としてつくってもらう方法です。自社で工場や調香の設備を持たなくても、オリジナルの香水を販売できます。
似た言葉に「ODM」があります。OEMが「依頼する側の企画にもとづいて製造する」ことを指すのに対し、ODMは「企画や香りの提案から製造まで、まとめて任せる」ことを指すのが一般的です。はじめて香水をつくる場合は、香りの方向性づくりから相談できるODMに近い形のほうが進めやすいことも多いです。
小ロットでつくるときのポイント
香水は、香りそのもの(香料)よりも、容器やパッケージの最低発注数が全体のロットを左右しやすい商品です。オリジナルの形のボトルを一からつくると、金型が必要になり、数千本単位の発注が前提になることも珍しくありません。
小ロットで始めたい場合は、次のような工夫が現実的です。
- 容器は既存のボトルから選ぶ:定番のボトルやキャップを組み合わせ、ラベルや化粧箱でブランドらしさを出します。
- 香りの開発に力をかける:香りはブランドの記憶に直結する部分です。容器を定番にしても、香りがオリジナルであれば十分に差別化できます。
- まずはテスト販売から:最初は少量でお客様の反応を確かめ、手応えを見ながら数量を増やしていく進め方がおすすめです。
パロミノジャパンでは、アイテムや容器によって異なりますが、100個程度の小ロットから承っております。
香水OEMの流れ
- ヒアリング:ブランドの考え方、お客様像、販売する場所、ご予算とスケジュールを伺います。
- 香りのコンセプト設計:ブランドのイメージを言葉にし、香りの方向性(シトラス、フローラル、ウッディなど)を決めていきます。
- 香りの開発・試香:複数の候補を用意し、実際に香りを試しながら絞り込みます。
- 容器・パッケージの決定:ボトル、キャップ、ラベル、化粧箱を決めます。
- 試作・最終確認:中身と容器を組み合わせた試作品で、香りの立ち方や見た目を確認します。
- 量産・納品:量産を行い、検品のうえ納品します。
期間の目安
既存の香りや容器を使う場合は約2〜3か月、香りや容器をオリジナルでつくる場合は約4〜12か月が目安です。発売日やイベントの日程が決まっている場合は、そこから逆算して計画を立てます。香りの絞り込みに時間がかかることも多いため、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
知っておきたい注意点
香水は「化粧品」として扱われます
日本で販売する香水は、薬機法(化粧品の製造や表示、広告に関する法律)のもとで化粧品として扱われます。成分の表示や、広告で使える表現にはルールがあります。「〇〇に効く」といった効果をうたう表現は使えないため、商品説明の言葉選びにも注意が必要です。
香りの濃さで呼び方が変わります
一般的に、香料の濃度が高い順に「パルファム」「オードパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」と呼ばれます。濃度によって香りの持ちや価格の考え方も変わるため、どのように使ってほしいかをイメージしながら決めるのがおすすめです。
保管や配送にも配慮が必要です
香水の多くはアルコールを含むため、保管場所や配送方法に配慮が必要です。ネット販売を予定している場合は、配送の条件も早めに確認しておくと安心です。
まとめ
オリジナル香水は、容器を既存のものから選び、香りづくりに力をかけることで、小ロットからでも十分に始められます。「どんな香りにしたいか、まだはっきりしていない」という段階でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。